ウォーキングをする老若男女が多くみられるこの頃です。個人的には一時流行ったジョギングよりは余程良いと思います。何故なら「歩く」のは人間の運動行為の基本であるからです。
早すぎず遅すぎず、しかも自分の体力に合わせて歩くのが良いのじゃないかと。私はジョギングが流行り始めた頃から歩くことを進めてきたし、齢を重ねた今でもそれは正解だと信じているのです。
ところで、私たちが歩く道筋には、必ずと言って良いほど神社があります。そして寺院があります。何しろ全国には八万社以上の神社があり、それと同じくらい多くの寺院もあっても至極当たり前のことです。
ウォーキングの途中で神社や寺院の前を通り、頭を下げたり、また、鳥居や山門を入って手を合わせてお参りをする。今日は「この道」、明日は「こっち」と道筋を変えて違った神社や寺院にお参りし、由緒書などを読みながら、町や村のいろいろなことを学ぶ。そんなことをウオーキングの楽しみの一つに加えてもいいのではないでしょうか。
参拝ウォーキング-神社や寺院、それに加わって郷土史家や役所の係の人々、神職・住職に先頭に立ってもらって、どこからでも良い。「道を拡げて」いただくというのは如何でしょうかね。
(宮司 記)